ゲームレポートその2(前編)


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投稿者 でじスナイパー 日時 2000 年 11 月 16 日 09:59:55: [DG-000418]

回答先: ゲームレポートその1(長文) 投稿者 でじスナイパー 日時 2000 年 11 月 14 日 11:22:58

 「・・・で、次の作戦どうする?」 談笑していたメンバーが急に静かになっ
た。 フラッグ戦ではなく、今日は殲滅戦のみである。 正直、作戦は相手
がどう動くか?で決まってしまう。 今までも臨機応変に対応していた。

 「ダッシュでバンカーを占拠、そこから撃ちまくるってのはどうですか?」

 メンバーの中に笑いが起こった。 私を含め、みんな冗談だと思っていた。
 バンカーは斜面の上方。 スキーだとおしっこチビっちゃうような斜面で
ある。 しかもバンカーは攻略法が考案されており、自殺行為と言える。

 「他に良い作戦は有る?」 えっ? まっ まさか・・・
 「たまには良いんじゃないの?」 マジ!? ダッシュで奪取?(謎
 「賛成3票って事で、バンカー占領作戦決行!」 なんじゃそりゃ。

 「い~ですかー? ゲームスタート!」 合図と共に、メンバー2人が斜面
を登っていく。 サブマシンガン使いだけあって動きが速い。 少し遅れて
CさんがM4A1を持って登っていく。 あの銃は見た目と違って重い。

 私は(自称)スナイパーの為、やや遅れて登っていく。 バンカーは斜面の
上に位置し、火力は左側(敵の陣地側)に集中する。 従って下方と右側を
カバーする為、バンカーよりも手前に陣取る予定である。

 「バンカーに向ったぞ、みんな下がれー!」 敵側から声が上がる。 
 それと同時に発射音が聞こえた。 下に残った一人が援護してくれている。
 登っている間は敵に背中を向けている為、安心して登る事ができた。

 「大体、この辺で良いかな・・・」 下方と右側が完全に見渡せる位置。
 私が殺られない限り、ここから斜面を登るのは不可能である。 ここからは
見えないが、下には仲間が一人隠れている。 完璧な待ち状態となった。

 腰を降ろした瞬間、1m下方の地面で「ビシッ!」と音がした。 一瞬何が
起こったのかわからない。 何だ? 脳味噌が「なんかわからんけどメッチャ
ヤバいっすよ~」と警鐘を鳴らしている。 ヤバい、なんかヤバい!!!

 「・・・スナイパー!」 叫ぶと同時に斜面を登った。 下方でまた音が
した。 「うがっ 完全に狙われてる!」 下にいる仲間は何をやっている?
 発射音はおろか、敵の姿すら見えない。 どこから撃ってきている!?

 どうも相手はボルトアクションのようだ。 連射はしてこない。 急いで
木の後ろに隠れる。 隠れた木に弾が当たった。 「そこを動くなよ」とい
う警告であろうか。 いや、スナイパーからの挑戦状かもしれない。

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 長くなってしまったので、ここで1度区切ります。 後編へ続く



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